往復167km。宮崎県高千穂町にある「天岩戸神社」へロードバイクで

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宮崎県、高千穂町にある「天岩戸神社」へ自転車で行ってきました!

天照大神を祭り、神話で有名な天岩戸伝説を伝える神社です。

かなりの距離があるので、MTBではへ行けそうになかったのですが、ロードバイクが手に入ったのでちょっと行ってみました。

初の熊本県外へのツーリングです。

行きのルートは、自宅 → 県道207号 → 阿蘇長陽大橋 → 国道325号 → 高森峠(千本桜) → 奥阿蘇大橋 → 宮崎県 → 高千穂 → 国道218号 → 県道7号 → 天岩戸神社の、片道約82kmです。
ルート付きの地図はこちら

今までで、もっとも長距離を走ることになります。


朝は早めに7時半頃出発。

まずは県道207号を阿蘇方面に向けて走り出したのですが・・

向かい風が強すぎです!!

阿蘇方面から猛烈に風が吹き付けてきてます。

時速17km前後で進んでいきましたが、阿蘇の登りが近くなってくると更に風が強くなって、12km前後しか出せません。。

平地なのにインナー×ローも使いました。ここまで風が強いとは完全に予定外です。正直、勘弁してほしいです。

夕方あたりになると、阿蘇方面に向かって追い風が吹いてることが多いんですが、朝だと逆なんですかねぇ。


向かい風の中、何とか阿蘇のカルデラ内に入りましたが、ここまででかなり疲れてしまいましたよ。。

カルデラ内に入ると風はすっかり止んでしまってます。

止んでるとういか、カルデラ内の冷たい空気が熊本市内に向かって流れ込んでた感じもします。たぶん、地形的な問題もあるんでしょう。

とりあえず、南阿蘇に入ってからは快適に走れました。




国道325号を東に向かい、高森峠を越えます。
標高約800mで、麓からは200mぐらいの標高差みたいです。

峠は国道を通っても行けるんですが、車の少ない旧道を通ります。この道はヘアピンカーブが続き、「九十九曲」と呼ばれる程カーブが多いです。

沿線には約6000本の桜の木が植えてあるそうで、高森千本桜といわれ桜の名所でもあります。

ひたすら曲がりくねった道を登っていきますが、勾配は緩く楽です。
ある程度上ると、阿蘇五岳と南阿蘇が一望できます。非常に眺めがイイです。

ここまでで約40kmぐらいだったような気がしますが、なんかすでに疲れ気味です・・。




高森峠を登って直ぐのトンネルをくぐり、交差点から左折して国道325号へ。

この辺からは高千穂までの2/3程度は下りメインだったような気がします。かな~り快適に下っていけました。




奥阿蘇大橋を越えてひたすら国道325号をまっすぐ進んでいくと、ついに宮崎県入りです!

いや~、自転車で宮崎まで来てしまいました。

そういえば、「ようこそ、宮崎へ!」みたいな看板は見当たりませんでしたね。写真撮ろうと思って探したんですけど、設置してないのかな?




国道325を道なりにまっすぐ進んでいきますが、途中から国道325号は右折。
ここからはけっこう上りも出てきました。

「トンネルの駅」まで来たら、高千穂中心部はもう直ぐです。


そして、高千穂町に到着。
いや~、長かった・・。

でも、天岩戸神社まではまだもうちょっとあります。ここからは国道218号へ入り、途中から県道7号を進んでいきます。

国道218号に入ると、ちょっと市街地っぽい雰囲気で新鮮な感じです。
今までは山の中か相当な田舎って感じの所でしたからね。

そしてしばらく進むと・・




ようやく天岩戸神社に到着です!

ここまで約82km。普段の往復分の距離です。
ちゃんと帰れるんでしょうか・・?いや、帰るしかないですね。。

自転車は駐車場にあるトイレの雨樋にワイヤーで括り付けておきました。


右は手力雄命(タジカラオノミコト)の像。

手力雄命が放り投げた岩戸の扉が、信濃国(長野県あたり)戸隠山に落ちたとか。う~ん、ちょっと飛びすぎじゃない~?




天岩戸神社は立派な神社ですね。
境内のエネルギーが澄み渡ったような、独特の空気感はやっぱりイイです。

神社は岩戸川を挟んで東本宮と西本宮に分かれてますが、時間がなかったので東本宮は行ってません。




西本宮は「天岩戸」そのものをご神体とし、本殿はその「天岩戸」になるため、拝殿があるだけで本殿がありません。

社務所に頼めば天岩戸を見せてもらえますが、入口は崖崩れで埋まってしまってるみたいです。

次はちょっと歩いて、天安河原(あまのやすかわら)へ移動です。




天安河原へは、いったん境内の外へ出て10分ぐらい歩きます。

途中は渓谷のような、とても清々しい場所を通ります。




そして、こちらが天安河原。

天照大神が弟の須佐之男命の乱暴に怒り、岩屋に隠れこの世が闇に包まれてしまった際に、八百万の神々が対策を話し合ったと言われるのが、ここ天安河原です。

仰暮窟(ぎょうぼがいわや)といわれる洞窟に天安河原宮があり、思兼神と八百万の神々が祭られてます。

石を積み重ねて祈願すると願い事がかなうらしく、あたり一面たくさんの石が積み上げられてますが・・

ここ、なんとなく怖いです。。

とにかく、あたり一面ビッシリと石が積み上げられてるんですが、独特な雰囲気があります。

ちょっと異様な感じで、神社境内の清々しい雰囲気とはかなり違います。いろんな人の、色んな思いが石と共に積み上げられてるんでしょう・・。

足引っ掛けて崩したりしないよう、用心して通りましたよ。




天岩戸神社も一通り回って、日が沈む前には帰りたいので撤収です。

高千穂峡にもよってくる予定だったんですが、けっこう下る必要があるみたいなので、また今度にします。

標識には熊本まで90kmの表示が・・。 先はかなり長いです。

帰りは元来た道を戻るか、国道218号を通り山都町方面から帰ろうか迷ったんですが、元来た道は上り坂が多そうなので、下り基調と思われる山都町方面から帰ることに。

しかし、これがとんだ間違いで、下り基調どころか前半は相当な上りの連続でした・・。

特に、国道218号途中の津花トンネルあたりまで、7~8キロぐらいがずーっと上り。気楽に帰ろうと思ってたんですが、トンでもないです。

日が落ちる前に峠道を下らないと、木が覆いかぶさってる真っ暗な道を走ることになるので、ちょっとペースを上げたいんですけど、どうにも上がりません。

行きは阿蘇高森峠の標高800mまで上りましたが、なぜかそれよりキツイです。

距離が長いので疲れてるのかもしれませんが、これだったら元来た道を戻って南阿蘇を帰ってきた方が楽だったような気がします。。

阿蘇方面から帰ってくるなら、南阿蘇に入ってしまえば家までほぼ下りだし、日が落ちてもそんなに真っ暗な中を走ることもないので、その方が気持ち的にゆとりができてよかったかも。

とりあえず、帰りは高千穂 → 国道218号 → 津花トンネル → 熊本県 → 山都町 → 国道445号 → 県道57号 → 自宅のルートで帰りました。

ルート付き地図はこちらですが、この地図は標高もでるので、出かける前に一度ルートを調べておくと、どの程度のアップダウンがあるか下調べできそうです。




津花トンネルを超えてからはアップダウンのある道になりましたが、それでもやっぱり上ります。

山の紅葉はキレイでしたけど、なかなかにツライです。

勾配はそんなに大したことも無いと思うんですけどねぇ。やっぱり距離が長いのが効いてきてるんでしょう。

あと、初めての道でこの先どこまで坂が続くのかが分からないというのも、精神的にけっこうキツイもんがあります。

そして、何だかんだでついに熊本県に到着です・・!
いや~、やっと熊本に帰ってきました。

でも、帰り着くまでにはまだ60kmぐらいあるんだな~。
日が落ちる前に峠を下れるか、微妙です。




途中、215号沿いにある幣立神宮で湧水補給。
今日は神社めぐりの1日です。

ここまではMTBでも来た事があるので、ここから先は勝手がわかります。やっぱり知ってる道だと、なんとなく安心です。

ここから先は、大体下り基調でスピード上げて走れました。

途中、山都町の道の駅通潤橋近くにあるファミリーマートで小休止。
家まで残り約40kmですが、すでに街灯や店舗のライトが点灯しだしてます。

日が落ちる前に峠を抜けられるよう更に急ぎます。


峠は日が沈むギリギリ、午後6時ぐらいになんとか降りてこれました。

途中、かなり暗くなってる箇所もいくつかあったので、ちょっと危なかったです。

全く明かりが無い道だと、やっぱりもっと強力なライトが無いと厳しいですね。強力なライトがあれば、別に日が沈んでもいいんですけどね。

行きは阿蘇高森峠の標高800mまで上ってますが、帰りはアップダウンが多く、確実にそれ以上は上ってる気がします・・。

累積標高で1600m以上は上ってるんじゃないでしょうか。


本日の走行距離は167km、走行時間 8:06、平均速度は20.6kmでした。

やっぱ、167kmは長いです。かなりハードですた。
一種の修行ですよ、これは。

平地だけなら距離あっていいかもしれないですけど、仮に距離10キロ毎に標高も100m加算していくとすると、今の脚力だと気持ちよく走れるのは100キロ前後かな~。

帰りはできるだけ下りメインになるルートで、真っ暗になる峠道を通らないコース設定にした方がよさそうです。

帰りにアップダウンや上りが続くと、なかなかにつらいです。

でも170キロ近く走っても体のどこかに痛みが出るとか、特に尻痛くなったり痺れたりといった事は全くなかったので、この辺で苦労する事はなかったのでよかったです。

高千穂峡には寄って来なかったので、また近いうちにもう一度行く予定です。今度は逆ルートで行ってみようと思います。





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