クロモリロードバイク、パナソニックFRC21の組み立て
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組立てといっても特にこれといって特殊な事もなく、部品をボルトで取り付けてワイヤー張るだけなんですけどね。
ただ、組み立てに入る前にちょっとしたトラブルがありまして・・、
とりあえず、組み立てようと改めてフレームを見直していたところ、
なんと・・・
下玉受けが最後まで圧入されてません!
(写真左)
オイオイ、大丈夫かいな・・・
購入店を通してパナソニックに確認してもらったところ、組み付け不良と言う事で、パナソニックに着払いでフレームを返送することになりました。
そして写真右はちゃんと圧入されて戻ってきた状態。今度は大丈夫そうです。
返送して2日後には戻ってきたので、たぶん翌日届いてその日のうちに作業して、その日のうちに発送してくれたんだと思います。
もうちょっと時間かかると思ってたので、正直ちょっとビックリです。
こういった作業はショップ側でやる事を前提にしてるんでしょうか。
でも、ちょっと確認すればわかる程度だとは思うんですけどね・・。
まあとりあえず、他は特に問題ないみたいなので、組み立てに入ることが出来ました。
組み立てに入る前に一度フロントフォークを外してみたところ、内部はシールドベアリングでした。
てっきり剛球が直接見えてて、グリスアップできるタイプなのかと思ってたんですけど。
ちなみに、今乗ってるMTB(ルイガノ・キャスパー)はインテグラルヘッドなんですけど、剛球が直接見えてるタイプのヘッドパーツです。
剛球が直接見えてるのは、かなりの安物なんでしょうか。
とりあえず、ステアリングコラムやベアリング周辺の隙間等に、デュラグリスを塗って元通りにしておきました。
あと、コラムスペーサーは写真右のダイアコンペのカーボンタイプのものに交換してみました。
カーボンタイプだとつなぎ目が目立たないし、よりスマートに見えそうだったので。
1cmと2cmのスペーサーを1個づつ使ってます。
ちょっとでも水の浸入を防げるように、コラムスペーサーの内側にもグリスを塗ってセット。
組み立ては、まずはBB(ボトムブラケット)の取り付けから。
グリスを塗ってシマノの専用工具、「TL-FC32」で組み付け。
フェイシングしてもらってたので、ここはバッチリ取り付けできました。
締め付けトルクが35-50N・mとけっこう大きめですが、「TL-FC32」だとトルクレンチがつかえないんですよね。。
とりあえず、スプロケットの締め付けトルクが40N・mだったので、その際のトルクを参考に締めてます。
BBの取り付けが出来たらクランクを差し込み、トリプルクランクに付属しているスペーサーを噛ませて、左クランクを取り付け。締め付けトルクは12-15N・m。
その後、プラスチックキャップをシマノの「TL-FC16」で取り付けます。
ホローテックのクランクは最後が多少硬かったですが、手の平で2~3回強めにたたいてやったらすんなり入ってくれました。
左クランクの締め付けボルトですが、取扱説明書と、とさらに別紙でも約100km走行後にトルクレンチで締め付けトルクを再確認してくれ、という注意事項が記載されてました。
けっこう強めに書かれてたので、なんかちょっと不安になります・・。
まあたしかにボルトが緩んだ場合、左クランク脱落する可能性もありますからね。
ときどき確認しておこうと思います。
そしてフロントディレイラーの取り付け。
貼ってあったシールの位置にクランクの歯をあわせて、FDとチェーンリングが平行になるよう取り付けます。締め付けトルクは 5-7N・m。
リアディレイラーはボルト部にグリスを塗って、ボルトを締めて取り付けるだけ。
ディレイラー取り付け部に塗料がついてたので、取り除いておきました。
Bテンションボルトをフレームと接触させないよう注意しておけば、後はこれといって何の問題もなく取り付け出来ます。締め付けトルク 8-10N・m。
チェーンはKMCのミッシングリンクで固定。
着脱も慣れればけっこう簡単そうです。
チェーンの長さは、取説どおりフロントアウター・リアトップの位置で、ガイドプーリーとテンションプーリーの中心を通る線が、地面と垂直になる位置ぐらいに。
フロントトリプルの場合、テンションプーリーがガイドプーリーと垂直か、多少前方に位置する所でOKみたいです(ガイドプーリーの後方に位置するのはダメみたいです)。
ミッシングリンクは問題が出るようであれば、ピンで固定しなおそうと思います。
Wレバーも取説に従って付けるだけです。
ただ、取り付け部にはグリス塗ってないと後で取れなくなるような感じだったので、グリス塗って取り付けてます。
あとは、ケーブル張ってディレイラーの調整をするわけですが、特にフロント側の調整はメチャメチャ簡単でした。
フロント側はフリクションで、レバーを動かした分だけ無段回にディレイラーも動く為、ロー側とトップ側の可動範囲さえ決めてやればOKなのです。
センターに関しては、毎回手動でセットする事になるので、調整のしようがありません。
というか、毎回手動で調整するようなモンですからね。。
7800系デュラエースでも、超アナログなシフトチェンジ方法です。
トリプルの調整は難しいような事を聞きますが、Wレバーに限っていえばかなり簡単です。
ワイヤーの初期伸びも関係ありません。伸びた分だけ余分にレバーを動かすだけです。
リア側はインデックス機構(カチカチと1段ずつ動く)で、10段分位置が決められています。
これは思っていたよりも操作感がカッチリしていました。
けっこう動作が硬いというかハッキリしていて、レバーを動かすとフレーム内に「キン、キン」と甲高い金属音が響きわたるんです。
これ、予想外にイイ感じで、ちょっとクセになってしまいそうです。
リアディレイラーの調整は、取り扱い説明書やメンテナンス本を見ながらやりました。
リア側も特にこれといった問題はなかったです。
そして、今回の組立てで不具合があったのが、トップチューブに取り付けるアウター受け部分。
アウターキャップが、トップチューブについてるアウター受けに入りません!!
アウター受けのサイズが部分的にちょっと小さい感じなのです。
アウター受けはトップチューブに2箇所ついてるのですが、2箇所とも入らなかったです。
しょうがないので、アウターキャップの一部を全周にわたってリューターでちょっと削る事にしました。
アウター受けに入る部分だけ削り、削らない部分はビニールテープで保護してます。
左は削り終わったところ。右はセットしてみた感じ。
特に問題なくセットできたので、たぶんこれで大丈夫でしょう。
アウター受け内にもグリスつめてます。
アウターワイヤーの切り口はキレイに整えて、ホームセンターで買ったシリコンスプレーを吹き付けておきました。
一度インナーにデュラグリスを塗ってみたのですが、余計抵抗が増えたのでシリコンスプレーだけにしてます。
もっと柔らかめのグリスがあれば、インナーに塗ってもよかったかも知れないんですけどね。
あと、シートポストは10cm程度入ってれば良いみたいなので、余分な部分はパイプカッターでカット。
そして今回の組立てで一番てこずったのが、バーテープ巻きです。
これは何度か練習して慣れないと、ちょっと難しいかも。
アウターワイヤーをビニールテープでハンドルに固定して、その上からバーテープを巻いていくわけですが、特にブラケット周りがなかなかに難しかったです。。
最初に巻いた方のバーテープは何回も巻きなおして、何とか完成させたという感じです。
ディズナの薄口バーテープを使ってますが、テープ自体は皮といった感じで、殆ど伸びません。
引っ張っても切れたりすることはありませんでしたが、伸びない上にハンドルの曲げ角度が急な分、余計難しく感じたのかも。
ただ、このディズナの薄口バーテープ、薄いおかげで仕上がりはハンドルバー中央の太さと同じ、ほぼ一直線に仕上がったので、見た目はスッキリしててけっこう良いかもね。
あと、シートチューブに取り付けるボトルケージは、FDを跨いで取り付けるようになっているので、そのままだと取り付けできませんでした。
ここはスペーサーを噛ませようかと思ったんですが、ボトルケージ自体をFDの形に合わせてちょっとけずって取り付けてます。
見た目もスッキリするし、削る量も少しなので強度的にもたぶん問題ないでしょう。
特にサイズの小さいフレームは、ボトルケージの位置をこういった感じで出来るだけ下にしておいてもらった方がありがたいんですよね。
上の方に設定してると、スペースが小さくなってボトル出し入れしにくかったり、ボトルのセット自体が難しくなってきたりしますから。
そういうわけで、とりあえずこんな感じで完成いたしました!
↓ ↓ ↓
シンワ測定のバネばかり(10kg)で計って見る限りでは、重量は約9.8kgです(ボトルケージ含まず)。いや~、10㎏切りましたね。
携帯用の空気入れが200gちょっとなんですが、これをつけると大体10㎏前後を指すので、おそらく、多分そこそこ正確に計れてるんじゃないかと思います。
正確なデジタル計で測ったら、10kg超えてるといった事があるかもしれませんが、とりあえずこの自転車の重量は9.8kgということにしておきます。
フレームサイズ530のティアグラ完成車で10.4㎏とういのが、パナソニックHPに出てたので、それからすると結構軽くなったと思います。
フレームサイズも小さいし、Wレバーで組んだのと、ホイール・タイヤなんかで結構軽くなってるんでしょうかね。
とりあえず、家の近所を軽く乗ってみたりしてますが・・・
これは、MTBとはまったく別の自転車ですね。
もちろんMTB以外の普通の自転車とも違うわけですが、なんというか、根っこの方の大元から、根本的に全部違う感じがします。
軽くスピード出るし、俊敏だし、坂は軽く上れるし、それと予想以上に乗り心地がイイです。
思わずニヤついてしまってたりしてます。
最も軽いギア比はフロント30・リア27Tですが、この感覚だとたぶんMTBでの1対1を切ってるんじゃないでしょうか。かなり軽いです。
長距離サイクリング車としては、必要十分な気がします。
ただ、Wレバーの操作はちょっと慣れが必要かも。
変速しようと手を伸ばしても、Wレバーの場所とは違うところに手を持って行ったりと、変速以前にWレバー自体を探してたりする状態なので・・。
とりあえず、ドロップハンドルの感覚もフラットバーとはけっこう違うので、もうちょっと慣れてからある程度の距離を走ってみる予定です。
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