前後ハブのオーバーホールをしました。

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最近、どうも自転車の漕ぎが重いような気がするんですよね。

なんとなく、常に軽くブレーキがかかっているような感じで、もっさりしてる感じがあります。

ブレーキシューがリムに当たってるわけでもないし、タイヤ空気圧も問題ないし、チェーンに油さしても何か気になるんです。。


もうだいぶ前から、フロントのハブを手で回してみるとゴリゴリとけっこう抵抗があり、引っかかる感じがしていたのですが、ひょっとしてこれが問題のような気もするんですよね。


リアはスムーズに回るのですが、この際前後ハブを一度ばらしてオーバーホールしてみる事にしました。

というわけで、MTBハブのオーバーホールをやってみました！


簡単そうで問題のある、フロント側のハブから作業開始です。
まずはゴム製のダストキャップを外していきます。

このハブはディスクブレーキ対応みたいですね。




ハブスパナを使ってナットを緩めていきます。

外側のナットは手持ちのハブスパナはサイズが小さく合わなかったので、モンキーレンチを使って外しました。

ナットは普通に反時計回りで緩まります。

ある程度緩んだら、後は手で回して玉押し部品を外していけます。




外してみると、なんと、ベアリング球を押す玉押し部品の３/４周ぐらいにキズが入って、痛んでしまってました・・！！

これはボルトを強く締めすぎてあったんじゃーないでしょうか。。

反対側もやはり同じようにキズが入ってました。


片方の玉押しを外すと、後は反対側からハブ軸を抜く事が出来ます。




ベアリングはこんな感じで収まってました。

かなり汚い感じで、グリスもあんまり残ってないような気もしますね～。

マイナスドライバーなど、適当なものでベアリング球をハブ内部に落とし込むように、外していきます。




ティッシュ等でベアリング球の汚れ・グリスを落としていくと・・・

細かな金属粉が大量に出てきました！

玉押し部品の削れていた部分の金属片でしょうか・・
ティッシュがキラキラ光ってます。。


写真右は掃除が終わってきれいになったベアリング球。

ベアリング球自体は特に傷があるわけではなく、キレイみたいです。




ハブの方もグリスや汚れをキレイにふき取っておきました。

入り組んだところはところは綿棒使ってやるとキレイに汚れをふき取れました。

こっちの方は特にキズついているわけでもなく、キレイなままみたいです。


この後、グリスを塗って元通り部品を戻していくわけなんですが、一度は今までの部品をそのまま戻しましたが、後日、玉押し部品とベアリングは新しく購入て交換しました。



サイクルベースあさひさんで、玉押し部品が１個１２０円、ベアリング球は１３０円でした。

右は新品の玉押し部品。

キレイなのですが、なんというか、そんなに精度は高くなさそうな感じもするんですよね。。

ベアリングは特にキズはなかったのですが、ついでに交換しておくことにしました。




ハブの汚れを拭き取ったらグリスをタップリ塗って、ベアリング球を元に戻していきました。

使ったグリスはシマノのDURA-ACE、普通のグリスです。

左右共に同じようにグリスを塗ってベアリング球をセットしていきます。




ベアリングをセットしたらハブ軸を元に戻し、反対側から玉押し部品をはめ込んでいきます。


この玉押しは締めこみすぎると抵抗が増えて回りにくくなるし、ゆるいとガタが出ます。

ガタが出ずにスムーズに回るところ（指で締めこんでいって軽く止まった所辺り）で、ボルトを締めておきました。

ハブスパナで玉押しを固定し、ハブスパナは動かさずに外側のナットだけをモンキーレンチで締めこんでいくと、たぶん希望の圧で玉押しを固定する事が出来ると思います。

玉押し･ベアリング交換後はハブを手で回してみても、引っかかることなくとてもスムーズに回るようになりました。


リアハブも同じように分解してオーバーホールしておきました。

スプロケットを外さなくても作業できたので、作業自体はフロントとほぼ同じでした。


ベアリング球はリアの方が大きく、数が少なかったです。

リアは玉押しにキズがあるわけでもなく、全体的にキレイな感じで、リアと比べるとフロントは異常に汚なかったみたいです。



乗った感じですが、若干ブレーキがかかっていたようなもっさりした感じが、少なくなってるような気がします。

特にフロントは軽くなってるような気がするんですが、でも、気のせいかも知れないんですよね～。

激烈に走行感が変わったということはないですが、気になってたところがキレイになったので気分的にはスッキリしてよかったです。

今後は１年に１回ぐらいは、ハブの清掃とグリスアップをして行く予定です！